持っていないもの:鍋フライパン類一式(別名:炊飯器について語る)
自炊をしないから、という意味ではありません。
むしろ食事療法やってるため、人よりは食にこだわっている方だと自負しています。
だからこそ、手放したんですよね。
鍋とかフライパン。
結論から先に言いますと、加熱料理は炊飯器があれば充分事足ります。
なので、調理器具を何も持っていない、ということではないんですよね。
何なら調理器具はたくさん持っている方で、ミニマリズムを目指すならこの部分ももっと厳選していくべきだと思います。思ってます。笑
もちろん、必要な道具やよく使うものは当然手元に残しておくつもりではあるのですが、正直言って使っていないキッチングッズもまだある・・・あんなに処分しまくったにも関わらず!
今月に入ってからだけでもジモティーでキッチングッズを安価なセット販売で20点以上、先月は使ってなかったIKEAのパン切り包丁(3点セットで購入したため自動的に家にあった)などをメルカリで手放したにも関わらず!です。
キッチン便利グッズって見かけたらつい手に取って、しかも購入してしまう傾向にあるんですよね、わたし。
あ、これ使ったらラクそう! とか、これで野菜カットしたら子どもたちが喜びそう!とか考えてしまうんです。
主な原因は調理が苦手だからだと思います。
(ちなみに好きか嫌いかで聞かれたら、どっちかというと「好き」です。だからこそ施設ボランティアで夕飯係やってるわけですからね。ただ「得意」ではないです……)
これをもっと改善しないと、いくら手放しても後から後から増えていってしまうので、今日はこの記事を書くことによって脳内でキッチングッズに関する考えを整理し直し、改めて要不要を厳選するきっかけにしようと思います・・・!
あと、炊飯器についても項目をわざわざ分けて詳細に語っております。笑
愛が深すぎて。
鍋・フライパン類を手放すに至った経緯について
これを語るには、直接的な原因の前に我が家のキッチンスペックについて語っておかねばなるまい……!
何故なら、調理しようという意欲を削ぐ最大の原因となっているのは、今の家のキッチンの所為だからです!!!!
ちなみに直接的な原因というのは、食事療法のため「油を使わない調理法」「加熱料理を避ける」→「ローフード生活」に落ち着いていったから、という理由です。
(これについての詳しい話は、またいずれ別記事にて語ろうと考えていますので、この記事はさらっと飛ばします)
我が家のキッチンスペックは「極小」!
独り暮らしのアパートのキッチンは狭い、というのは誰もが知っている事実だと思うのですが、ウチのキッチンはその中でも「超」を付けても遜色がない程(日本語おかしい)の極小ぶりです。
どれくらい小さいかと言いますと
・1口コンロ(備え付けIHタイプ)
・まな板を置くスペースがまったくない(シンクとコンロの間がゼロcm)
・シンクでフライパンが半分ずつしか洗えない(幅が入らない)
・シンクで500mlの水筒が横向きにしか洗えない(高さが足りない)
このストレスぶり!!!!
想像できますか?!?!
経験者の方は今この記事を読みながらめちゃめちゃ頷いてくれてると思います。
キッチンさえ広ければ、こんなストレスを抱えながら家事をすることも無くなるし、調理が億劫になり外食中心の生活に切り替える過去の決断も無かったと言い切れます。
(この記事では言及しませんが、外食中心にしたことによって病気になった最大の要因を作ってしまったと言えます!…まぁ、外食のチョイスが悪かった自身の過失は否めませんが…)
これは決して言い訳ではありません。現実です。
だって現にわたしはこのストレスを解消すべく、夕飯作り担当で子どもシェルターにボランティアスタッフとして月に3~4回ほど通っていますし(別にストレス解消でやってるわけではないけども)、何なら前の尼崎の2Kの間取りの家ではほぼ毎日自炊してました。
早起きのタイプなので朝からお弁当こさえて会社行ってました。
家でうまい酒を飲みたいので自作の肴として創作料理してました。
つまり、ふつうの広さのキッチンさえあれば、料理はどちらかというとする方なんです!!!
・・・ついついヒートアップしてしまいました。
このままでは話が先に進まないので、極小キッチンへの不満についてはこのくらいにしておきます。(しといてやるよ!)
ちなみに家の間取りはワンルーム(1R)なので「キッチンの部屋」はありません。(つまり「1K」ではない)
部屋の中に台所が収まっているパターンの形ではなく、玄関+廊下の部分にあるパターンです。
独り暮らし用物件なので想定されてないのでしょうけど、友人が来たときにすれ違ったりは出来ません。ついでに言うと、キッチンに立つと部屋のドアや備え付け収納のドアが開けれません。(全部キッチン側に向かって開くというミス設計?!の所為で、すべてのドアがぶつかる)
まぁ、文句は言えませんよ。
だってこのマンション、会社所有の独身寮なので。
(家賃は約2割負担=地域手当で相殺されてます)
借り上げマンションではないので、住民は全員自社の社員です。(ちょっと厭)
そんなこんなで、ストレスMAXな現キッチンの紹介でした。
(寮じゃなかったら即引っ越してる)
今まで持っていた鍋類のリストアップ
手放したものを語る前に、今の家に来た時に持っていた鍋類+付随品についてまとめておきます。
・フライパン(確か少し大きめの18cm)
・玉子焼き器(お弁当よく作ってたので)
・大サイズ土鍋(3~4人用。ルームシェアしてた時の名残)
・中サイズの両手鍋(主にカレーなど作ってた)
・ 小サイズのホーロ両手鍋(一人分の煮物作りなど用)
・フライパン用サイズの鍋の蓋(別売りで購入)
・土鍋用のガスコンロ
・IHコンロ1口サイズ(前の家で使ってたもの)
・ホットプレート大サイズ(ルームシェアの名残)
一応自炊習慣はあったものの、ひとりで9アイテム……圧迫!!
今考えると、明らかに過剰ですね。
ついでに言うと、これらの鍋類を持っていた所為で更に必要になってくる調理器具として
・お玉
・フライ返し
・菜箸
・木製ヘラ(炒め物用)
・お好み焼き用ヘラ(大、小×2)
・味噌こし網
・網
などなどがありました。ぜんぶ思い出せないレベル。まだあったかも。
ざっと数えただけでもこちらも9アイテム。
これは酷い。
現在、これらすべて手放して、キッチンがとってもすっきりしました★
それなりにどれもサイズ感のある18アイテムが無くなったわけなんで、そらスペースも気持ちもスッキリしますわな!
(あ、お玉だけは残してた。鍋は無くなっても、汁物すくうためにやっぱ必要かな?と思って)
フライパンについて
鍋類の処分を考えた時に迷いなく最初に手放したモノです。
理由は1年以上使っていなかった・今後も使う予定がない、ってことですが。
わたしの場合、食事療法で「焼く」という調理法を結構前にやらなくなっていたので、もう今後は家でフライパンは使わないな!となりました。
焼くとどうしてもコゲが発生し、それが身体によくないとか。
テフロン加工だったので油使わなくても調理可能だったけど往々にしてフライパン料理は油を使うこと。(それも良質なものでない油を使う機会が増えそう)
そもそもうちのシンクの狭さでは持ってたサイズのフライパンが洗えない。
とかが主な理由です。
あとは、そもそも焼く系の料理より煮物の方が圧倒的に好きで実際に昔から煮物ばかり自炊でも選択していた。
というのも要因のメインになったと思います。
※何度も言いますが、この記事では食事療法の詳細には触れません。話が進まなくなるので…。ここは皆さん、思うとこがあったとしても一旦飲み込んで、「へぇー、そういう方針だったのね」って感じでスルーして本題について読み進めてください。
鍋について
鍋料理は大好きだし、鍋をみんなで囲む鍋会も大好きです。
だから鍋は、とくに土鍋は最後まで残していました。
ただ、よく使用しても出番は年に1~2回。
そのために364日くらいの期間、収納スペースに鍋とガスコンロとガスボンベのストックを置いておくのはもったいない。と冷静になれた時に手放しました。
10年くらい愛用していたそれらはメルカリで出品し、無事、次の使用者さんたちに受け継がれていきました。よかった。
その他の小型のホーロー鍋や中サイズの鍋については、これらの使用目的であるメニューの「煮物」「カレー」などを結構前から炊飯器で作っていたこともあって、鍋使ってないな!要らないな!と改めて思ったからです。
それもこれも、全てはキッチンが狭い所為です。(大真面目)
→ シンク隣のコンロを使用すると他の調理作業をするスペースが無くなるため、鍋を使用せず料理には炊飯器を多用していた。
その他
そういえば電子レンジも同時期に手放しましたね。
これはまた別の機会に語ると思います。
圧力鍋については持ったことが無いのですが、わたしが調べたところ、圧力鍋で調理した際に発生する栄養素の害の方がデメリット的にあると感じたので、導入の検討には至りませんでした。(これについてはここでは詳しく触れません)
炊飯器「愛」について語る
ミニマリストさんたちや食にこだわる人の間ではむしろ炊飯器はいの一番に手放す風潮(?)にある、邪魔者扱いの迫害を受けてる感のある、炊飯器。
彼らはわたしみたいにコメを食べるのを止めたから手放しているのではなく、土鍋で炊いた方が早いし美味しいから、といった理由で炊飯器の方を手放して、土鍋を残しているわけです。
でもわたしは逆です。
土鍋を手放して、炊飯器を残しました。
彼らの言い分の中には「鍋の方がコメだけじゃなく様々な料理に使えて汎用性が高い」というのを理由に挙げている人も中にはいらっしゃるのですが、ちょっとこれには言わせてください。
炊飯器が米しか炊けない無能な家電だと誰が決めた?
思い込んでるのはあなただけじゃないですか?(何様口調?笑)
わざわざここに書き連ねなくてもみなさんご存じだとは思いますが、敢えて書かせてください。
炊飯器はお鍋と違って放置調理が出来る最強のキッチン家電です。
途中で様子を見たりかき混ぜたりといった世話をする必要がまったく必要ないという点で間違いなく、電子レンジより優秀です。
この世で最強の調理家電は「炊飯器」だとわたしは思う
これ、 結論です。
炒め物は出来ませんが(たぶん。チャレンジしたことない)、煮物や蒸し料理はいい感じに作れます。鍋より優秀です。
△ちなみに現在の我が家の炊飯器はコレ。シンプルなフォルムと色、デザインがお気に入りです。
3合炊き、玄米モードや煮物モードなど搭載型。
わたしが思う、炊飯器が鍋より優秀な点を挙げてみます。
・スイッチひとつで放置出来る
・具材の芯から火が通りやすい
・かき混ぜなくても味が満遍なく全体に浸透する
・焦げ付かない
・上記の理由により、料理の失敗がまず発生しない
・後片付けが楽
(お釜と内蓋を洗えばOK。鍋の場合は、鍋・蓋・コンロ・コンロ周りの壁、などを掃除する必要が発生)
などなど、トータルで考えたら絶対に鍋より炊飯器の方が楽においしく料理が出来ます。
少なくとも、わたしはそう信じています。
もし今まで、炊飯器で米炊く以外の利用法を考えたことが無かった、という人がいらっしゃいましたら、一度「炊飯器 料理」などで検索してみてください。
アッと驚く品数の本格的なお料理がずらっと出てきますから。
きっと明日から、作ってみたくなると思いますよ!
ただ、多くの人はこう考えるでしょう。
「炊飯器が鍋代わりとして優秀なのは判った。じゃあ米は何で炊くんだ?」
と。
わたしみたいに「そもそも米を食べない」という人じゃなく、米は必ず食卓に置いてないと気が済まない!という人もいらっしゃると思います。
そういった方は炊飯器料理を活用する日は冷凍庫に余ってる冷凍ごはんを食卓に出すか、もしくは「炊飯器で同時料理」と検索していただくと米を炊きながら同時におかずも作ってしまう、というパターンの調理法が出てきます。
ゆで玉子なんかは序の口で、カレーライスなんかも作れちゃうんですよ!
とっても便利です。
昔は何度も作ってお世話になってました。
実はそもそもコメを食べる習慣は昔からあまりなかった
これ、好き嫌いの問題じゃないです。
糖質制限やりだす前は、好きな食べ物は?と聞かれたら「ニッポン人なら米だろ!!」なんて答えていました。
けど、正直、家で米を炊く習慣はあまり根付いていませんでした。
理由は単純。
食事内容が「ビールか日本酒+肴のおかず」だったから。
酒に米は合わないですからね。
もう実家出てから16年くらいは自炊と言えばこれ一択でした。
(。´・ω・)ん? 年齢の計算が合わないぞ?? ←深く突っ込んではいけない。
なので、元からわたしは「炊飯器=煮物用の調理器具」という認識が強かったわけです。
実は炊飯器無し生活も半年ほどやったことあるのよ
これは土鍋炊飯に憧れて・・・とかではなく、不可抗力で、仕方なくそうなっただけなんですが・・・。
長年使っていたお気に入りの炊飯器を労わってやろうと丸洗いをしたことが原因で、当時の炊飯器を壊してしまったことによります。(アホ)
享年12年でした。確か。
でも、言い訳を言わせてもらうと、実は丸洗いは初めてのことではなくて、何度もやってたことなんですよね。
昔の電熱式の単純構造の炊飯器だったので、機械内部に水が入り込んで故障するような構造ではなかったため、電気コード接触部分などに配慮しながら洗って、ベランダで天日干しをする。。。というのを幾度となく定期的に繰り返していたのです。
そんなことを繰り返していたから壊れたんだよ!!
ってのが真実か、
12年も使ったんだからもう寿命だったんですよ。
というのが真実なのか、真相は誰にも判りません。
ちなみに、この炊飯器が壊れたのを機に、土鍋炊飯や、電子レンジ炊飯など、何種類かの炊飯方法を試したのですが結果としてわたしは、炊飯器に優るものは無い。という真実に辿り着いたのでした。
わたしが施設でも炊飯器調理を多用する理由
この記事の最初の方にわたしが 炊飯器を多用しだしたきっかに、キッチンが狭すぎたから鍋で調理がし辛かったため、というのを書きました。
じゃあ、施設に行って調理する際は広々としたキッチンを使えるんだからわざわざ炊飯器調理する必要無くね? コンロだって3つ口あるんだから普通に鍋使えばよくね??
って、思われるかもしれません。
でもわたしは炊飯器料理を敢えて多用します。
理由は様々ありますが列挙するとこんな感じ。
放置調理が1品出来ることによって労力が減る。
炊飯器を調理に使用してるため米が炊けなかったという理由の一つになる。
(わたしの糖質制限な食事メニューに付き合って貰ってます。成長期の子どもはいない施設なので、栄養面では特に問題はありません)
教えようとしなくても子どもたちに炊飯器を調理に使うという選択肢が伝わる。
いろんな理由がありますが、大事なのは最後のコレ。
炊飯器=米しか炊けない、という固定観念を外すこと!
更に言うと、鍋より簡単に美味しい煮物が作れるんだ!という実体験に繋がること。
わたしが通っている施設の子どもたちは義務教育を終えた15~19歳の未成年。
入居期間はたった2ヶ月で、この2ヶ月の間で就職先と次の住居を決めて出ていかなければなりません。
彼らに少しでも生活の知恵を伝えていきたい。
それは出来れば、こちらからの押し付けの情報を語る手口ではなく、自らの体験として、または自発的に彼らの興味を引く内容によって学び取って欲しい。
そう考えるのは、親心ってやつですよね。
狙いは当たって、今までほぼ100%の子どもたちの反応は
「え、炊飯器で煮物って出来るんだ?!」
「芯まで火が通ってて美味しい!」
「どうやって作ったのか教えて!」
ってなってます。
独り立ちしても親の後ろ盾がない子たちばかりなので(そもそも親の虐待から逃げてきてる子が殆ど)こういう生活の知恵は出来るだけたくさん伝えていきたいし、そういう部分で彼らの人生の転機となった時期に関わった大人の一人として、彼らの人生を支えていければ嬉しいなと思います。
酵素玄米専用炊飯器なんてものも実は持ってる
これはちょっと悩んでいます。
お高かったから(約8万円近くした)とかいう理由からではなく、いくら健康にいい酵素玄米が自宅で炊けるとはいえ、糖質を制限した食事を日常にしたいと思っている(というか既に1年以上実践してる)わたしの家に必要なのか?と考え始めたからです。
たまに健康のためと美食のために酵素玄米を食べるのは糖質制限をしていてもいいし取り入れたいとわたしは個人的には考えているのですが、その「たまに」の機会のために家に炊飯器という大物家電を置いておく必要はあるのか?と。それも通常の炊飯器と合わせて現在2台持ち。
2台も必要?(いや、要らない)
モノの価値が下がる前に、欲しい人にお譲りしてしまいたいとは思います。
家電とかって常に新製品が開発され世に出回るので、型落ち商品は価値が下がってしまいますからね。
ここで、このハイスペック炊飯器を残留させて、元々持っていたふつうの炊飯器の方を手放せばいいのでは?と考える方もいらっしゃると思うのですが。
確かに、そういう選択肢はアリだと思うのですが。
……この炊飯器、デカイし取り扱いが面倒なんですよね。
まず、5合炊き。3合の既存のものよりデカイ。
ハイスペックゆえに重い。お釜部分も重いから洗うのが大変。
機能が多くありすぎて、逆に使いづらい。
ワンタッチで簡単に使える、ふつ―――――の炊飯器の方がわたしには合ってる。
ってか、そっちの方がすき。
何より軽くてコンパクトだし。
これも、所持してみて、実際に使ったからこそ分かった感想なので、決して無駄な買い物ではなかったです。
あ、これアレだ。
記事の最初に書いた「これを機会に現在の持ち物を改めて見直してみる」に該当する項目だわ。(見直せてよかった!)
今回のまとめ
どうでもいいことですが、この記事、半分ほど書き上げた時点でぜんぶデータが飛びました。
下書き保存をこまめにしなかった自分が悪いんですが、かなり心が折れました。
笑えない。
20年以上前から知ってたことなのに、ほんとバカ。
みなさん、データ保存はこまめにしましょう!
知ってると思うけど!